モニタなしでRaspberry Pi Zero WのWifiを設定する

困った困った
今日は出張に来ております
大阪->宮城県(気仙沼)
で、明日が本番
機材として Raspberry Pi Zero W にプログラムを一つ入れて、起動したら自動的に立ち上がるようにしています
こっちはOK、全然問題なし
で、現地で最終のセットアップしていて気がついた
WiFi環境、社内のアクセスポイントへつながるようになってるじゃん!!
手元のモバイルルータに繋げないといけないのに!!
ここ、ホテルだからディスプレもキーボードもマウスも無いよ!!
Raspberry Pi Zero W ってなに
本題に入る前に、Raspberry Pi Zero Wってなんなのさって話
Raspberry Pi ってのは1ボードで動くLinuxマシンです
OSとして、RaspbianというDebianベースのLinuxが動作します
しかも手のひらサイズ
給電もMicroUSBで、モバイルバッテリーで動作可能
さらにGPIO用のpinヘッダもついているため、いろんなモジュールをブシュッとさして使えるよってやつ
その中でもRaspberry Pi Zero W ってのは
- フリスクサイズ(ちっさ!!)
- 1200円くらい(やっす!!)
- WiFiモジュール内蔵(まじで!!)
ということで、もうこれだけでPCになるじゃん!!
ってやつのことなのです。
モニタなしでWiFi設定できるか
さて、そんなRaspberry Pi Zero Wですが、もちろんディスプレイもキーボードもありません
そんな状況で、WiFiのセットアップが行えるのか
先に言っときます
出来ました
結構簡単に
手順
まず、接続したいアクセスポイントへの接続情報をファイルに入力します
ファイル名
wpa_supplicant.conf
内容
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev update_config=1 country=JP network={ ssid=“hogehoge_ssid" psk=hogehogehogehogehogehoge_pass key_mgmt=WPA-PSK }
要はnetworkのところに、接続したいアクセスポイントのSSIDとパスキーを入れます
このパスキーが少しだけ厄介
アクセスポイントのパスワードを平文で入れても接続してくれません
暗号化されたパスフレーズを入力する必要があります
さてこのパスフレーズ、どうやって変換しましょう?
Linuxを使います
今回はたまたまCentOS環境があったので、その環境でパスフレーズに変換しちゃいます
$ sudo yum install wpa_supplicant $ wpa_passphrase “hogehoge_ssid” “hogehoge_password” network={ ssid=“hogehoge_ssid" psk=hogehogehogehogehogehoge_pass key_mgmt=WPA-PSK }
はい、パスフレーズできました
あとは作成したwpa_supplicant.confをSDカードに入れるだけ
入れる場所
Volume/boot/wpa_supplicant.conf
あとはRaspberry Pi Zero Wの電源をいれると
繋がったー!!!!!
まとめ
・Raspberry Pi Zero W のWiFi設定はモニタやキーボードが無くてもできる
・SDカードへの読み書きができるPCは必須